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ていねいにスラスラと

おかだ式計算プリントシステムの開発者のつぶやき

分からないことは分からない方がいい

1月6日の「NHKあさイチ」に池上彰さんが出ておられた。

トランプは悪人なのか?

新聞の読み方の話を色々されていたのだが、話題がトランプ米次期大統領に及んで、胸につっかえていたものがスポンと抜けたように感じた。

有働由美子アナウンサーが「トランプみたいなひどい人が大統領になるとは思わなかった」といったようなことを言われた。それに対して池上彰さんは「トランプの人柄とか言うけれども、あなたはトランプさんに会ったことはあるのですか? あるいはトランプさんの親族のだれかと会ったことはあるのですか? あなたがトランプさんはこんな人だと思われているのは、テレビや新聞によって流されたお話からでしょ? それが真実かどうかは簡単には判断できない」といったようなことを話された。

かけつけ警護は平和への道か?

事実は一つでも、メディアによって伝えられる印象や判断は変わってくる。池上さんは一つの例として「スーダンでの自衛隊の駆けつけ警護」を挙げられた。

朝日・読売・毎日・産経・日経・東京の記事を示されたのだ。自衛隊の新しい任務となったかけつけ警護に対して、肯定的に見ている新聞もあれば、否定的に見ている新聞もある。肯定的な新聞、否定的な新聞同士の間にも、そのトーンの温度差もある。応援する賛成もあれば、必要だろうという賛成もある。気をつけないと危ないよという注意喚起から、これはいけないという全否定もある。

同じことは、トランプ氏の人物評でも言えるというわけだ。

盲信は奴隷への道

どんな見解でも極論すれば個人的な見解なのだ。事実は一つでも見方は千差万別。肝心なのは、他でもない私やあなたが「どのように判断するのか」あるいは「とりあえずは判断を棚上げするのか」なのだ。

かくいう私も、書物になったり権威のある新聞記事だったりすると、無条件に信じてしまう傾向がある。最近は少しましになったが、つい「この人の言うことは間違いないだろう」などと思い込むことはしばしばある。

古典的名著などという触れ込みがあるとなおさらだ。どうしてそう考えるかという根拠がなくても「○○さんが書いているのだからそうだろう」などと思ってしまうのだ。ところが一週間もしないうちに別の見解と出会うことが少なくない。しかもその人もまた信頼に足ると思っていたりすると「とりあえず棚上げにする」しかない。

この棚上げがむずかしいのだ。

というのも「分からない自分はダメだ」というまったく誤った判断を、私の心は勝手にしてしまう傾向から離れきっていないからだ。    

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