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ていねいにスラスラと

おかだ式計算プリントシステムの開発者のつぶやき

生徒がカリキュラムを決めること



進学塾の講師の仕事のメインは
授業で楽しい講義をして
「わかった気分」にさせること
だと言っても良いくらいだ
と私は思っています。

1回1回の授業が
生徒にとって楽しいことが
講師としての評価を上げること
につながるからです

一方で
進学塾の最終目的は
高校入試だったり
大学入試だったりします

高校入試はまだしも
大学入試では
そういう付け焼き刃は通用しません

出題範囲が膨大だからです
地力を上げていくためには
「わかった気分になる解説」を聞くだけではなく
自分で納得がいって
身につくまで学習する
「自学自習」のスタイルを
数ヶ月〜1年余り
続けられなければ
「偏差値」を上げることは
むずかしいからです

ところが進学塾では
一人の生徒が
できるだけたくさんの授業を取った方が
利益が上がる仕組です

意識の強い弱いはあっても
どの先生も
できるだけたくさんのコマを
取るようにすすめます

それが自分の評価につながるからです


生徒の立場に立てば
学校の授業やクラブ活動がある上に
学習塾での授業を増やせば増やすほど
自分で演習する時間はなくなっていきます

学校に加えて塾でも宿題が出るので
何をどれくらい考える暇もないくらいに
「先生からだされた宿題」を
ただこなすことが勉強だ
ということになっていきます


自分の実力がどれくらいで
何がどれくらい足らないから
何をどれくらいお稽古するのか
といったことを
自分で考えることはほとんどしないまま
高校を卒業することになるわけです



けれども社会に出れば
そんなお膳立てをしてくれる人は
いなくなるのが普通です

少なくとも高校を出るまでに

 自分で自分の実力を評価して
 自分が力をつけるために
 何をするのかを自分で決めて
 自分で決めたことを
 決めたようにする学び方


を身につけた方がいい
と私は思います


ところが
進学塾に通えば通うほど
そんな学び方から
遠ざかっていくことになりがちです


その面では
進学塾でも
補習塾でも
一斉授業でも
個別授業でも
そのカリキュラムを
先生が一方的に決めるのであれば
同じことです

カギは
何をどれくらい学ぶのかを決める所に
生徒自身がどれくらいかかわれるかにあります

本質的には
受験を目的にした瞬間に
肝心なところを大学や高校に任せてしまうので
お手上げに近くはなるのですが…

それでも私は
目標から逆算する学び方よりも
生徒自身の実力の方から課題を決める学び方を
重視したいのです


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