ていねいにスラスラと

おかだ式計算プリントシステムの開発者のつぶやき

できないことをするから力がつくのです


まなびばのプリントには
学習するべき時間とミスの数という
はっきりした基準があります

かけ算九九のまとめのプリントなら
3分でできてミスが1〜2個になるまで
同じプリントに何度でも取り組みます

一度クリアできても
まぐれかもしれないので
2〜3回クリアーしないと
次に進まない子どももいます

終わるべき時間は
それほど必死にならなくても
鉛筆が止まらないスピードなら
十分できるように設定しています

それでも同じプリントに
10枚も20枚も取りくんでも
なかなか時間が縮まらないときがあります

10分のプリントに
最初は18分くらいもかかり
15分まではすぐに縮んだけれども
13分になるのに5枚もかかり
12分になってからはもっと大変で
12分12分11分12分12分13分12分…
縮まるどころか延びる日があったりするのです

そんなときにする話の一つは
次のようなものです

   *    *    *

 お湯飲みにお茶を入れるとするでしょ

 ガラスのコップと違って
 お湯飲みの中のお茶が増えても
 横から見ていると分からないじゃない

 それでもお茶を入れさえすれば
 お湯飲みの中のお茶はだんだんたまっていくでしょ

 そうしてある瞬間が来ると
 ダ〜っとあふれる

 外から見えていないときでも
 やりさえすれば中は確かに変わっている

 そういうものなんだよ

 だから時間が縮まらなくても
 ミスが増えても
 一枚プリントをしたら
 やった分だけは力がついている

 何もやらなければ
 力は同じか落ちていく

 だから続けていさえすれば
 ある日突然9分でできたりするんだ

 今までもそんなことがあったでしょう

 前はクリアーするまでに
 17枚かかってけど
 今度は30枚かかるかもしれない

 それでもやれば
 確かに力がついていくわけだ

 だから
 10分のプリントは
 10分でできなくたって大丈夫

 10分のプリントをやって
 今日12分かかったことが
 とても意味がある

 そう
 ぼくは考えているんだ


                    ペタしてね