ていねいにスラスラと

おかだ式計算プリントシステムの開発者のつぶやき

できないことをした時に力がつくのです


前回の記事で紹介したように
1から順番に110以上までの数字が
スラスラと書けるようになれば

 □+1=

とあれば
「=」の右側に
「□」の次の数を書けば良い
という意味がわかるのは
すぐです

けれども
これがわかったとしても

 □+1=

の計算ができるようになった
というわけではありません

数字を順番にスラスラと書くことと

 5 の次は?  6
 9 の次は?  10
 3 の次は?  4
 8 の次は?  9
 4 の次は?  5

と次々と出される問題の答が
スラスラと浮かぶこととは
まったく別のことだからです


「+1」を課題にしたプリントは
全部で3種類あって
その学習時間はみんな3分なのですが
1・2年生の子どもなら
はじめは7〜8分くらいかかるのが
ふつうです

足し算の仕組がわかっていても
スラスラとはできないのです


それは

 ハンドルを持って
 ペダルをこげばいい

とわかっていても
すぐには自転車に乗れないのに
少し似ています


3分でできるようになるには
ひたすら練習するしかありません

制限時間内にはできないことを
制限時間内にできるようになるまで
できないままで取り組み続けるのです

わかっていてもできないことの練習を
毎日少しずつ続けていると
いつか必ずできるようになるのです

急いで汚い字でやっつけるのではなく
ていねいに心をこめて書いても
だれでもできるようになれる時間なのですから


この

「できないことができるようになる体験」

を通して
私が学んでほしいことの一つは
できないことをしている時に
力がついている
ということです


学校で何年か学べば
たいていの人は
「できることが良いことだ」
と思うようになっています

裏を返せば
「できないことは悪いことだ」
と思うようになっていて
やってみたことができないと
落ち込んでしまいがちです

でも本当は
できないことをするから力がつくのだ
と実感してほしいのです

大体わかっていて
やってみたらできなかったら

 よーし
 できるようになることが見つかった

とワクワクする人に
なってほしいのです
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