ていねいにスラスラと

おかだ式計算プリントシステムの開発者のつぶやき

覚えるために書くのなら 1日に4〜5回まで


コンピューターに記憶させるには
キーボードなどから入力し
保存すればいいだけです

コンピューターは機械ですから
意思を持って削除するか
壊れるまで忘れません


ところが人間は生き物ですから
そんなに簡単にはいきません

たとえば
「ネコ」を英語で [cat] と書き
「キャット」と読む
ということを覚えるには
「キャット」と言いながら
紙に [cat] と書き
次にもう一度 [cat] と書きながら
「ネコ」と言う
といったことを何度もするわけです

機械と違って一回で覚える人は
ほとんどいません

三回ずつ書くことを
毎日やって五日くらいで覚える人が
多いかもしれません

三日で覚えてしまえる人もいるでしょう

十日も二十日もかかる人もいます

でも覚えたければ
自分の力に合わせて
くり返し学べばいいのです



いったん覚えても
しばらく使わないと
忘れてしまいます

実はこの忘れるという力は
なかなか大事なのです


たとえば
大事にしていたペットが死んだ
といった大変に辛い記憶を
コンピューターのように
ズーッと同じ状態で残っていて
何かの拍子に生々しくよみがえった日には
たまったものではありません

ですから
適当に忘れることは
人間にとっては
大切な力なのです


ところで
ペットが死んだ悲しさといった
心の強い動きがあると
たった一回のできごとでも
なかなか忘れられないのも
確かなことです

三日三晩泣き明かす
などという言葉もあるくらいです


心が動けば
それだけ忘れにくい

逆に心が動かないと
覚えにくいのです


英単語の cat を覚えるにしても
心を動かして書きたいものです

猫の姿をアリアリと思い浮かべながら
cat と書くのもいいでしょう

次のテストでいい点を取ったイメージを

思い浮かべてもいいでしょう

英語の ca は
どうして「キャ」になるのだろう
などと考えながらでもいいでしょう

心を込めて
良い気分で
書いたり発音したりすると
覚えやすくなります

「イヤだなぁ」
「やりたくないなぁ」
と思いながらだと
「勉強はイヤだ」ということだけを
学ぶようになりがちです


そうです
英単語を書くにしても
心を込めてやることです

そのためには
同じ単語は
1日にせいぜい4〜5回書くのが
限界ではないか
と私は思っています


それ以上やると
奴隷の労働になりやすいからです