ていねいにスラスラと

おかだ式計算プリントシステムの開発者のつぶやき

どうして週1回が原則なのか

補助輪


私が勤めていた進学塾では
中学生は英数二教科が必須でしたが
高校生になると
英語一教科でも
数学一教科でも
いいことになっていました

ある程度の進学校では
宿題もたくさん出るし
授業の予習も大変なので
塾に来る時間よりも
家庭で自分で学習できた方がいい

塾に来るとしても
自習室で自分で学習し
質問があれば応えれば十分だ
と考えていましたので
それでいいと思っていました

ところが経営者の指示で
ある年度から
高校でも1年生は
英語と数学が必須になりました

その翌年には
正月特訓が始まりました

子どもはお正月も勉強すべきだとか言って
元旦・二日・三日の講座を企画したのです

元旦は朝から夕方まで数学ばかり

二日は朝から夕方まで英語ばかり
三日は朝から夕方まで国語ばかり
というカリキュラムでした

講師は正月だから休みたいので
一教科の講師が朝から晩までやれば
交代で休めるだろうという話でした



進学塾も商売ですから
売り上げを増やしたい
と経営者が考えるのは当然でしょう

進学塾の売り上げを増やす方法は
三つしかありません

一つは月謝を上げること
二つ目は生徒を増やすこと
三つ目は一人の生徒に
より多くの授業を受けさせること

この三つです


一教科でも受けられた授業を
二教科を必須にしたのも
元旦の
朝から1日数学ばかりを教えるのも
三つ目の発想です


それで成果が上がったり
子どもたちが自分で学べるようになるのなら
悪くはないでしょう

英数二教科必須は
まったく意味がないとは言いませんが
正月特訓はお金にはなっても
生徒にはまったく無意味だと思いました


そのあたりの話を
講師仲間といろいろしましたが
雇われている身ですから
最後は経営者の決断に従うしかありませんでした



その3年後に私は
その進学塾をやめました


自転車に乗るのに
最初は補助輪が必要でも
いずれはずすように
学習塾で学ぶのも
いずれは自分で学べるように
なってほしいからです

教室に通う回数が

だんだん減っていくのが
いい塾だと思うからです

ですから
まなびばの原則は
週1回の通塾なのです




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