ていねいにスラスラと

おかだ式計算プリントシステムの開発者のつぶやき

間違いを認めない人が出世する…

最高裁判所


映画「約束」を観ました

題材は「名張毒ぶどう酒事件

犯人だとされ死刑囚となった奥西勝さんは
50年近くの間ずーっと
無実を主張され続けていますが
再審の壁は厚く
関係者は次々とこの世を去っています

私は名張市の隣町に住んでいたこともあり
この事件のうわさを聞いたことがあります

何冊か本を読んで
奥西さんは無罪だとも思っていました

けれども奥西さんの立場に
あらためて感情移入し
振り返ってみると
これまで以上にとんでもない話と感じて
残念な気分でいっぱいになりました


津地方裁判所の一審判決では
物証がほとんどなく
自白にも信憑性がないと無罪でしたが
名古屋高等裁判所の二審では
一転して自白を認めて死刑

その後最高裁判所で死刑が確定し
7時に及ぶ再審請求が行われました

再審請求のたびに
新しい証拠が見つかり
奥西さんが犯人でないことは
ほとんど明らかなのですが
ただ一人の再審を認めた裁判官は
判事をやめることになります

その再審開始を無効とした裁判官は
名古屋から東京へと栄転します

その裁判官以外に
奥西さんに死刑を告げた裁判官は
およそ50人だそうです


出演者の一人である
樹木希林さんが
ラジオで
「奥西さんは無罪だし
 真犯人もわかっている」
と話されていました

判事や検事
あるいは警察官や弁護士
といった専門家ではなくても
普通に物事を見れば
誰にでもわかることを
そのまま認めた人は左遷され
否定した人が出世する

それがこの国の司法権力なのだと思うと
本当に残念でなりません


 映画「約束」のサイトは ⇒ こちらから


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