ていねいにスラスラと

おかだ式計算プリントシステムの開発者のつぶやき

そろばん教室で電卓の練習…

  〜 ただの計算練習が大事な理由 〜 (3)


電卓


T君(小4)が
初めてまなびばに来たときには
すでにそろばん教室に通っていました

もう3年もそろばんを練習しているというので
割り算の筆算なら十分できるだろう思って
割り算と掛け算のプリントを見せると
T君は掛け算のプリントを選びました

いざやってみると
学習時間は5分以上オーバーするし
ミスは12個もあります

そこで
足し算の筆算のまとめをやってみると
まだ合格できません

こうしてT君のまなびばでの学習は
足し算の筆算のはじめの方から始まりました


3ヶ月が過ぎて
足し算と引き算の筆算をクリアし
いま掛け算の筆算の途中です

3年以上もそろばん教室に通っても
どうしてこんなに計算ができないのか
不思議に思ってよく
聞いてみると
その
そろばん教室では
そろばんの練習だけではなく
電卓の練習も同じくらいしているというのです

今の時代ですから
日常生活で計算するときは
電卓でやればいいでしょうが
わざわざお金を払って練習する必要があるとは
私には思えません

指の動かし方が
多少早くなるのかもしれませんが
主な目的であろう計算も
スラスラできるようになっていないのですから


T君のもともと持っている力からすれば
まなびばで紙と鉛筆で3年も練習すれば
もっとスラスラできるようになっていた
と私には感じられます


とは言うものの
まなびばの計算練習のねらいは
計算の速さではありません

ねらいはいくつもありますが
その一つは
脳の使い方の質を高めることことです

ギクシャク考えながらでしかできなかった足し算の筆算が
スラスラとできるようになったということは
脳の動かし方の質が変わったということだからです

それは同時に
スラスラできるということを
身をもって知ることでもあります

さらには
できないことができるようになる
という自信と確信を
自分のものにすることでもあるのです



 ⇒ 参考記事「筆算でメモをしない理由」