ていねいにスラスラと

おかだ式計算プリントシステムの開発者のつぶやき

分数アレルギー

  〜 ただの計算練習が大事な理由 〜 (1)

花粉




進学塾で数学を教えていた頃
授業が終わったあと
ほぼ毎回質問に来る
熱心な高校生の一人に
K君(当時高1)がいました

質問に応えて
ていねいに話すと
「わかりました」
とは言いますが
どうも伝わった感じがしません

というのも同じようなことを
何度も何度も質問しにくるからです

ゆっくり説明をすると
一応わかるようなのですが
少し見方を変えたり
数字が変わったりすると
またできないのです

 
彼が問題を解くようすを
じーっと見ていると

   2a+3a
 ─────
     5

というような計算に
てこずっていることに気がつきました

そこで
「2a+3a を計算するとどうなる?」
と聞いてみると
すぐに
「5aです」
と答えます

「じゃあ5分の 5a は?」
と重ねて聞くと
「あっ a でいいんですね」
と言います

「ひょっとして分数は苦手?」
「はい」
「特に通分とか」
「通分のある計算が出ると
 いやな気分になってできる気がしません」

K君はいわば「分数アレルギー」だったのです


分数だと思った瞬間に
拒否反応が起こって
自分のもっている力の
半分も出せなくなってしまうのです


こういう状態では高校数学を
いくら一生懸命やっても
なかなか力はついていきません

数学がソコソコできるようになりたければ
高校の課題と一緒に
馬鹿みたいに思える分数計算の練習が
絶対に必要なのです


分数が出る度に頭が固まってしまうようでは
武器を持たずに戦場に行くようなものですから

 



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