ていねいにスラスラと

おかだ式計算プリントシステムの開発者のつぶやき

核融合の前に死の灰の後始末を

田んぼ


重水素による核融合実験が

多治見市にある核融合科学研究所
行われようとしています

ノーベル物理学賞を受賞した小柴昌俊さんが
多治見市長に届けたそうです

この実験はやめた方がいい
と私も思っていますが
その理由は
小柴さんのように
実験で生まれる中性子
周りの人たちに危険だからではありません

核融合の実験をする前に
するべきことがあるからです


ウランを燃料にした核分裂反応による
原子力発電を続ければ
使用済核燃料という名前の
放射性物質死の灰
ものすごくたくさんできます

一つのウラン原子が核分裂すれば
二つの別の原子ができますが
できる原子は80種類ほどもあり
その多くは放射性物質です

死の灰とは一つのものではなく
さまざまな種類の放射性元素
ゴチャゴチャに入り混じったものなのです


この死の灰を何とかするのは
そのすべてを種類ごとに分けること
ができなければなりません

そしてそ
の一つ一つをどうすれば
安全できるかを考え
実験して確かめなければなりません

けれども今の技術では
まず分けることもできません

それができるのなら
除染であんなに困るはずがありません



核分裂では80種類ほど新しい原子ができますが
核融合反応による新しい原子は水素かヘリウムだけです

私も高校生の頃は
この2種類の後始末は
核分裂反応の死の灰よりは
ずっと楽だろうと思っていましたが
それは間違いでした

核融合反応が起これば
核分裂反応のときよりも
はるかに強いエネルギーの中性子
大量に出てくるからです

この中性子が当たると
たいていの物が
放射性物質に変わってしまいます

核融合炉そのものも
その周りにある施設も
どんどん死の灰になっていくのです


核分裂核融合
その形は違いますが
死の灰が大量に生まれることには
変わりはないのです

本気で原子力を使いたいのであれば
まずこの死の灰の後始末の仕方を
手にしなければいけません

重水素による核融合実験の前に
日本中のあちらこちらで
ものすごくたくさん作ってしまった
使用済核燃料の後始末の実験こそ
急いでしっかりやるべきなのです


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