ていねいにスラスラと

おかだ式計算プリントシステムの開発者のつぶやき

いうことを聞かない子どもとつきあう方法

流し台


K君(小5)のお母さんから
学校の宿題について相談を受けました

やればすぐ終わるのに
なかなかはじめないので
困っているというのです

   *    *    *

「K君は
 学校の宿題をしないのですか?」

「することはするのですが
 取りかかるのが遅いので
 いい加減な字でてきとうにやるのです」

「宿題を出しているのなら
 先生には叱られないでしょう」

「私はKに
 ていねいに宿題をする子どもになってほしい
 と思っています

 そうするためには
 もっと早く宿題をはじめさせたいのですが…」

「それはK君が学校の宿題でも
 ていねいにしたいと思えるかどうかですね

 まなびばのプリントは
 ずいぶんていねいな字になってきましたよ」

「それはそうですね」

「学校の宿題もていねいにした方がいいよ
 という話なら私にもできますが
 最後はK君が決めることですからねぇ」

「親にはどうしようもないということですか?」

「そうですね

 学校の勉強やまなびばの課題など
 自分ですることについては
 小学校3年生を過ぎたら
 親に言われたからといって
 改める子どもはいない
 というのが私の実感です」

「どうすればいいのでしょう」

「お母さんがK君について困ることを
 別のことにされるのはどうでしょうか?」

「どういうことですか?」

「K君は食事の後に
 食器を台所の流しまで持って行きますか?」

「いいえ」

「でしたら
 なにかの折にK君に
 食器を台所の流しまで持っていける子にならない?
 って話してみるのはいかがでしょう」

「そんなことですか」

「K君にとって
 それがていねいに食べるということでしょう?
 しかもやらないとお母さんの手間が増える

 お母さんとしても
 それをチェックしてもいいことでしょう?」

「そうかもしれませんね」

「学校の宿題の字より
 はるかに自然だし
 つきあいやすいし
 K君がていねいに生きる援助もできますよ」

   *    *    *

人には
それぞれの役割があり
その役割を果たすことで
かなりのことが解決していくのではないか
と私は考えています