ていねいにスラスラと

おかだ式計算プリントシステムの開発者のつぶやき

どうしてそんなにあせるのですか?

あせる


 大事なことは
 お尻をたたかれることではなく
 自分で決めて取り組むことだと思っています


B君(中2の生徒)のお母さんから
電話がかかってきました

 「こんな調子で勉強しないで
 間に合うのでしょうか?」

 「何に間に合わないと
 心配されているのですか?」

 「高校受験ですが」

 「高校受験に間に合わないというのは
 どうしても入らなければならない高校が
 B君にはあるのですか?」

 「いいえ
 できたら都立に入ってもらいたいとは思いますが
 絶対にここでなければならないという高校を
 考えているわけではありません」

 「今の成績でも入れる都立高校は
 いくつかありますし
 たぶん成績はまだ上がりますよ」

 「でも家ではまるで勉強していませんが」

 「そうでしょうね
 おそらく来年の夏
 クラブの試合が全部終わるまで
 それほど勉強するようになるとは思えませんね」

 「そんな調子で大丈夫なのでしょうか」

 「学校の先生やふつうの進学塾の先生は
 それが仕事だと思っていらっしゃるので
 勉強しろ勉強しろと言いますが
 いくら言ってもB君のようなタイプの子どもは
 夏休みにならないとその気にはなりません
 はっぱをかけても疲れるだけで
 大して意味がないと私は思っています」

 「でもそうしたら成績は今のままですよね」

 「いえ
 B君の場合は私のところで
 勉強の仕方の基本は身についていますし
 クラブで体力もつけていますから
 夏休みくらいから本気になれば
 偏差値にして10くらいはあがりますよ」

 「本当ですか?」

 「本気になればね…」

 「本気になるのでしょうか?」

 「そればっかりは
 私のもわかりません
 でも自分にふさわしい高校を選ぶ力は
 Bくんにはもうあると思っています」


 私がそんなことが言えるのは
 もう1年くらいB君とつきあってきて
 何をどれくらいするかを相談して
 最後はB君が決めて
 決めたことの3分の2くらいは
 B君自身がやりぬけてきているからです