ていねいにスラスラと

おかだ式計算プリントシステムの開発者のつぶやき

刀は研ぐことで切れるようになるのです

日本刀


「くり上がりでメモをしない意味」の記事で
二つのことを一度にやる練習について書きました

すると

「私は発達障害の当事者です。
同時進行や、ながら作業ができません。
家事をしていても、
ご飯作りながら二層式洗濯機に水をいれていると、
水をいれていた事を忘れてしまいます。」

という
コメントを書かれた人がいました


誤解を招く例を出したことを反省しました

ご飯作りと洗濯を一度にするのと
くり上がりのメモをしないで
たし算の筆算をするのとは
まったく違うことだからです


確かに
たし算九九がしっかり頭に入っていないと
あれこれ考えているうちに
繰上りがあったかどうかを忘れてしまい
堂々めぐりになって
メモをしないと
たし算の筆算ができないかもしれません


けれどもたし
算九九が入っていれば
一ケタの数どうしのたし算は
数字を見たらすぐに答が浮かびます

練習すればその間に
くり上がりのあったかどうかを忘れることはへりますし
もし忘れても浮かんだ答を覚えておいて
繰上りがあるかどうかを確かめればいいのです


もちろん
なれるまでは
むずかしいでしょう

でも何度か練習するうちに
メモをしなくても
「流れ」で
できるようになるのです


ただし
できるようになるまでに
必要な練習の量は
人によってものすごく違います

一つのプリントがクリアーできるまで
3〜5枚ですむ人も
10〜20枚くらいいる人も
100枚かかる人も
300枚以上やった人もいます

それでも
少なくとも私の
生徒は
一応の会話が日本語でできれば
障害のあるなしに関係なく
みんなできるようになっています

自分がスラスラできることを見極めて
それよりほんの少しむずかしいことに挑み続ける

そういう学び方を大切にしたいのです