ていねいにスラスラと

おかだ式計算プリントシステムの開発者のつぶやき

できなかったことより、できたことを見てみよう

 
 やれなかったことを悔やむより
 やれたことを悦びたい

   *    *    *
ある大人の生徒さんが、

「毎日毎日
 やり残したことが多くて
 落ち込みます」

と言われた。

「毎日することを書き出したりされているのですか?」

と聞くと、

「はい。
 始めたときは、
 やれたことを消していけば、
 あとこれだけで終わりだと
 励みになると思っていました。

 でも、やってみると
 やれなかったことが
 どんどん増えていくんです」

「そうですか?
 ところで今日はいくつ出来たのですか?」

「5つです」

「残りは?」

「12個です」

「できた5つより
 できなかった12個が気になるんですね」

「さっき、やりたいことが6つできたので
 残りは18個です。
 明日もとてもできる気がしません」

「その中に、やらないと、
 生きていくのに困ってしまうようなことは
 いくつありますか?」

「2個かな」

「明日はまず、その2つをやって、
 次に、やりやすいことから順番に3つやれば
 今日と同じですね。

 それでも最低限の暮らしより
 ちょっといい暮らしでしょ。

 その上で、まだ元気があれば
 あと一つやれば、今日よりいい感じですよね」

「それでも、今日よりたくさん残りますよね」

「ああ、やれなかったことは
 死ぬまでにどうしてもやりたいこと以外は
 全部捨ててしまえばいいんじゃないですか?」

「せっかく考えたのに」

「思いついてもやれないことは
 やらなくていいことだと思いません?

 本当にやった方がいいことなら
 またやりたくなりますし。

 思いついたことをみんなやってたら
 身体いくつあっても足りませんよ。
 そんなことで落ち込むより
 今日は5つも出来たんだと思って寝る方が
 ぼくだったら気分がいいですね」